9月定例会の最終日です。令和2年度決算を始め、追加議案も全て可決されました。
請願1件は継続審査となり、陳情1件は不採択となりました。不採択となった陳情は「新型コロナワクチン接種券配布についての陳情」というタイトルで、特に若年層に対してワクチン接種についてのメリットとデメリット、特に副反応やその後の事についての情報も提供すべき、という内容でした。しかし、接種券はすでに配布されており、付託された委員会でも趣旨は理解できるので趣旨採択との意見も出されたようですが、時期を逸した内容となっていた事もあり、不採択となってしまいました。これが接種券配布前に出されていれば違ったかもしれません。
各常任委員会毎の分科会で審議した内容の報告があり、質疑を行った上で、全体で裁決をとった結果、賛成多数または全会一致で、一般会計、特別会計、公会計が認定すべきもとしてし本会議に報告される事となりました。
委員長報告に対する質疑が、いつも固定された委員しか行わず、議論が熟しているとは言えない状況です。毎度の事なので、決算審議の手法を少し見直すべきではないかと思います。
2021.9.14 第267回9月通常会議[一般質問:2日目]
一般質問の2日目も5人が登壇しました。
昨日も含めてですが、再質問の際に用意した原稿を読み上げるだけで、答弁に対する再質問になっていない場合も見受けられ、質疑応答のキャッチボールになっていない議員もありました。北上市議会では、最初は一括質問、一括答弁で、再質問から一問一答方式となっていますが、最初から一問一答方式の方が、キャッチボールになってよいのかもしれません。
2021.9.13 第267回9月通常会議[一般質問:1日目]
今日から一般質問で5人が登壇しました。
新人議員からベテランまで、それぞれのスタイルでの質問でしたが、質問と当局の答弁が平行線となるケースが多かったような気がします。質問の仕方にもう少し工夫が欲しいのかもしれませんが、そこが難しいところです。自分が質問する場合も工夫をせねば。(今回の議会では私の一般質問はありませんが)
9月定例会で、産業建設常任委員会への付託案件はありませんでしたが、請願第4号「産業廃棄物焼却発電施設の設置に反対する意見書の提出を求める請願」について、都市計画などにも関連する案件である事から、付託先の教育民生常任委員会に申し入れて連合審査を行いました。
この請願は、相去地区自治協議会などで組織された「相去町中成沢廃棄物焼却発電施設建設反対委員会」から提出されたもので、現在、相去町中成沢に廃プラスチックなどの廃棄物を焼却させ発電する施設の建設が計画されている為、これに反対する意見書を岩手県知事に提出して欲しいという請願です。産廃施設は県の認可になるので、この様な請願なのですが、賛成多数で「継続審査」という結果になりました。主な理由は、事業者側の情報や施設計画の情報が少ないので。もう少し調査が必要、という事ですが、施設計画が固まってから反対しても遅いという意見もあり、私もその通りだと思いましたが、採決に参加できるのは、付託された教育民生常任委員だけなので、4対3と僅差で「採択」には至りませんでした。
幸い、事業者側も新型コロナの影響により、県との事前協議を進めていないようなので、相去地区としても、もう少し情報を収集整理して、委員会に提供し、早めに審議を再開してもらえるようにしたいと思います。
令和2年度の決算審議の3日目は、農林部所管の事業について審議を行いました。
農林部では、以前から気になっていた「ため池ハザードマップ」についての事業「農業水路等長寿命化・防災減災事業(防災重点ため池ハザードマップ作成)」です。防災重点ため池は、市内に38ケ所あり、そのうち8ケ所についてのハザードマップを2年掛かりで作成したようですが、新型コロナ禍もあって、地域に配布と説明がまだのようです。配布も、当初予定より広い範囲に配布する事になって増刷しており、地域説明会とホームぺージでの公開もこれからだとうです。新型コロナ禍で、ある程度の事業の遅れなどは仕方がない事もありますが、スピード感に欠けている感じがしました。
令和2年度の決算審議の2日目は、商工部所管の事業について審議を行いました。
ここで、気になった事業としては「離職者生活支援事業」です。この事業も新型コロナ対策事業のひとつで、北上市の独自支援事業ですが、飲食店関係などて離職者やが多かったと思われてましたが、なぜかこの事業の利用者が少なった事が不思議でした。説明によると、事業主都合による解雇は約400人居たようですが、雇用保険を受給している間は、この支援は受けられず、その受給している期間に、次の就職先が決まってしまったというケースが多くて、利用者は10人だけだったとの事でした。これも、制度設計に課題が残ります。
令和2年度の決算審議が常任委員会毎の分科会で、それぞれ始まりました。産業建設常任委員会は第三分科会として、1日目は都市整備部所管の事業について審議を行いました。
色々な事業を審議しましたが、気になった事業としては「緊急経済対策住宅リフォーム支援事業費補助金」です。この事業は新型コロナ禍における住宅関連産業の事業継続及び雇用維持等への支援のため行う緊急経済対策として、自宅等をリフォームする場合に上限10万円まで補助をした事業ですが、利用者へのアンケートによると、この補助金が無くてもリフォームした、という回答が多かったという事で、需要喚起に繋がったとは言いにくい、との事でした。あまり効果の無かった事業だっとの事で、現在、継続はしていませんが、再度実施するような場合には、上限額や補助要件などの見直しが必要なんだと思います。
今日から定例会がスタートし、初日は各種報告と令和2年度の決算、条例改正等の議案が上程されました。初日議決案件はありませんでした。他に請願3件、陳情1件が所管の常任委員会に付託されました。
本会議終了後は、決算特別委員会が開会され、正副委員長が選出され、決算審議は常任委員会毎の分科会に付託しました。
その後、産業建設常任委員会が開会され、教育民生常任委員会に付託された「請願第4号 産業廃棄物焼却発電施設の設置に反対する意見書の提出を求める請願」については、都市計画マスタープランにも関係する案件である事から、連合審査をする提案をし認められ、その後に開催された教育民生常任委員会でも認められた事から、改選後は初めてとなる連合審査を実施する事になりました。