2020年5月の活動報告
今回の臨時危害は、コロナ対策の第３弾補正予算が主たる議題でした。今回までに時間が無かった事で、議案の正副議長説明や議会全員協議会での事前説明もないまま本会議となった為、質疑が沢山だされました。ただ、質疑が沢山出た理由は、事前説明が無かった事より、各施策の稚拙さにあると思いました。コロナ対策で、様々な支援策を打ち出してきており、一見良さそうな事業に見えるのですが、ほとんど事業は、その支援を受ける方々との協議をしておらず、本当に効果があるのか不明だからです。どうも、行政側からの押し付け的な事業が目立ったような気がします。もちろん、支援策は無いよりあった方が良い訳なので、補正予算には賛成しましたが、緊急性が高いとは言え、もっとニーズをしっかり把握した上で事業を企画すべきだと思います。今回のコロナに限らず、最近の施策は「EBPM（エビデンスに基づく政策）」では無い事業が多いような気がしてます。
また、議会全員協議会では、主として６月通常会議に上程される議案の説明がありました。
その後、総合計画調査検討特別委員会では、正副委員長の互選を行いました。
北上まほろばクラブの久々の例会でした。主な話題は、前日に開催された議会運営委員会、版型コロナウイルス感染症対策会議の内容の報告と、先週開催した広報委員会の報告でした。
また、６月議会における一般質問について意見を出し合いました。
議会だよりの表紙について、今までは市民からの写真を公募していましたが、いつも同じ方からの応募となりつつあり、方向性を模索していました。各委員から案を持ち寄り、検討した結果、直前の議会で話題となった議案の中から関連する写真を撮って掲載しようという事になりました。併せて、雑誌の表紙のように目を引くキャッチコピーやデザインなども検討していく事になりました。
議会ホームページについては、市のホームページに合わせてリニューアルしたら却って使いにくくなった事から、一部を再リニューアルする方向で検討する事になりました。特に、委員会の様子が全く掲載されていなかったので、委員会の概要報告も載せれるように変更する事にしました。
また、北上市議会はインターネット中継を実施しておらず、本格的な実施には多額の予算が必要な為、直ぐには実施できない事から、簡易的な中継を安価な機材を購入して実施する方向としました。ただ、安価とは言え予算化が必要なので、今後予算要求をしていく事としました。安価な議際とは「ローランド GO:LIVECAST(ゴーライブキャスト）」という製品で、スマホやタブレットを２台まで接続してとストリーミング配信が出来る機器です。（下はメーカーサイトの設置事例です）
議長招集の議会全員協議会。６月通常会議における新型コロナ対策として、常任委員会を関を話して開催できるように委員会室２室分を使用する為、２日間に分けて開催する事と、一般質問は３日間の日程で１５人の枠を予定しているが、それ以上となった場合は時間短縮なども検討が必要、という説明がありました。但し、全国的な緊急事態宣言が全て解除になった場合には、通常に戻す事もありうるとの事。
また、総合計画調査検討特別委員会も、今月末の臨時会議の際に設置の発議をするという説明もありました。
6月議会をどの様に行うか、前日の議会運営委員会での決定事項についての意見を出し合いました。特に委員会を２日に分ける以外は大きな変更は無いので、今日の会議は開催しなくても良かったと思われます。
ただ、今後の感染者の発生状況によっては対応が変わってくるので、その案は事務局で検討する事になりました。
２日目は、前日上程された議案に対しての委員長報告と補正予算への質疑でした。補正予算については、肥育牛への補助対象を4月に遡って適用すべきという質疑が多くだされましたが、新型コロナの影響以外でも子牛価格が下がっており、別な議論が必要という答弁でした。議案は全て可決されました。
今月２回目の臨時会議は、新型コロナ対策の為の第３弾補正予算と国保と後期高齢者医療保健についての条例改正案が滋養亭され、条例改正は常任委員会に付託され、補正予算は明日の質疑となりました。
可燃ごみの焼却を、遠野市・花巻市・西和賀町・北上市の広域で行っている「岩手中部広域行政組合」の臨時議会があり、新議長が選任されました。
また全員協議会では、一般のゴミの搬入について、新型コロナ対策として制限する事についての説明がありました。
18日からの第251回5月臨時会議に上程される予定の補正予算や条例改正の説明がありました。補正予算は、web会議システムの導入費、牛の肥育農家への支援策などについての新型コロナ対策第３弾の補正予算となります。
広報委員会では、今後の議会だよりの表紙をどうするか協議しましたが、結論は出ず、次回までに各自で案を作成してくることになりました。また、議会ホームページ、議会のインターネット中継についても、次回までに各自で意見をある程度まとめる事としました。
今回の主たる議題は「議事用への飲み物の持ち込み」についてです。版型コロナウイルス感染症対策のひとつとして、３月議会における対応アンケート結果の中には「乾燥防止」の意味で議場に「水」の持ち込みを許可した議会もあったようです。また「お茶」の持ち込みも含めて他市議会の対応を見ると、許可している議会は少ないようです。各会派で議論した結果を集約すると、現状十に持ち込まなくても良いのでは、という意見が多数でした。ただ、これを議会網と合わせ事項か何かで残しておいた方が良いとの事で、議会運営委員会で最終的には協議してもらう事としました。
新型コロナウイルス関連の補正予算の審議。国の補正が4/30に可決された事を受けて、北上市としても過去最高額となる約101億3,800万円余りの補正予算となりました。質疑も沢山だされ、またまだ手続き上の不明点や、予算措置として足りないのではないかとの意見もありましたが、まずは素早く対応し、困っている店舗や個人に行き渡るようにする事が肝心です。
５月は、更に２回の臨時議会が予定されており、コロナ対策など一層の手厚い救済策が手で来ることを期待します。併せて、議員自らも身を切る必要も感じています。