(仮称)北上市債権管理条例を制定しようとしており、その必要性や内容についての勉強会を、総務常任委員会で開催されたので、委員以外ですが参加しました。
再建には「強制」「非強制」「私債権」と大きく3種類あり、今までもそれぞれ法律や条例に基づいて徴収していましたが、その未収金が増加傾向にあるそうです。理由は、いくつかありますが、未納者への調査権が規定されていない事から、処理の半田がつかない案件が増えている事が大きいようです。そこで、債権放棄などの条件も細かく指定して、新たに条例で規定しようとするものだそうです。全国では約1/3の自治体が制定済との事で、当市でもようやく制定の運びとなるようです。
臨時議会は、補正予算1件と陳情1件で、補正予算は可決、陳情は常任委員会に不作され継続審査となりました。
補正予算については、18歳以下への支給額を当初の5万円から、一括して10万円支給に変更するものです。
陳情は3回目の新型コロナワクチン接種についての内容なので、3月議会まで置けない事からも、今臨時会に上程されたものです。
条例改正や補正予算等が可決された他、今回は議員発議案が2件あり、これらも可決されました。
発議案の一つは「選択制夫婦別姓制度について法制化を求める意見書」を国の関係機関に提出するもので、タイトル通りの内容であり、全会一致での可決でした。
もう一件は「北上市固資産税の「誤賦課」に伴う「過誤納金事務処理」の促進等についての意見書」を北上市長に提出するという案件です。これは、木造住宅の固定資産税を計算する際に、国が定める区分に従わず、独自に計算していた事が平成3年の合併時から実施していた事から、そこまで遡って計算すべき、他の内容です。この「遡る期間」が一番の論点でしたが、国家倍書法などでは、「20年間」とされておりますが、いつから20年なのかが問題でした。当局は「今から」と捉えておるようですが、これは、今までに何度か是正できたタイミングがあったにも拘わらず是正されてこなかった事で、地方税法417条「重大な錯誤が発見した場合、直ちに修正して納税義務者に通知しなければならない」に違反しつづけていた事になります。なので、発見した最初のタイミングは平成21年に総務省通知が出されて気が付いた時、というのが賛成討論でも出されましたし、私もそう思います。
結果、賛成15人、反対10人の賛成多数で可決されました。
2021.12.10 第270回12月通常会議[一般質問:3日目]
3日目は5人が登壇した。
工業団地の道路の問題についての答弁では、河原町南田線についての三車線化は、以前の質問に対しては「検討する」という表現だったものが、今回は「実施する」という表現に変わった。環状交差点化が渋滞を招くのは必至であり、三車線化はかなり急いで実現してもらいたいものだ。
また、今回の一般質問の反省点として、同じ会派内からほぼ同じ内容の質問が出されているが、会派で調整すべきだったし、受付する側にも問題が無かったとは言えないと思う。また、数人が全くの準備不足で質問しており、議員の資質が問われかねない事態である。
2021.12.9 第270回12月通常会議[一般質問:2日目]
2日目も6人が登壇した。
固定資産税についての質問が出されたが、ようやく市長側も謝罪する気になったような感じもする。週刊誌ネタになってもおかしくない程の誤賦課を続けてきた訳だから、きちんと記者会見など開いて謝罪すべきだろう。
2021.12.8 第270回12月通常会議[一般質問:初日]
今議会は一般質問者が17人と多かった為、初日は6人が登壇した。
三宅やすしは、4人目に登壇し、大きく3項目について質問した。その一つに環状交差点の質問があり、環道とエプロン部の幅が6.75mと狭く、視察時の資料にあるはとバスなどに使用されている大型観光バスだと、所要占有幅が6.9m必要な事から通行できない事になります。それに対して、「最小回転半径12mの大型車両が通行できる設計値」という答弁をしていたが、回転半径12mだと、20トンクラスの超大型車やトレーラーなども通行できる事になる。(ちなみに前述の観光バスの回転半径は8.7m)
答弁修正しないと議事録として永久に残ってしまうが大丈夫かな?
まず、北工業団地に建設中の「環状交差点」を視察しました。脇に現状の道路があり、そこからみるとずいぶん狭い感じですが、中に入ってみる広く感じました。それでも、設計値では大型バスなどは通れない車両もあると思われ、渋滞などが懸念されます。
また、12月通常会議の初日に付託された「手数料条例」の改正について審査しました。これは、長期優良住宅の普及の促進に関する法律が改正された事に伴い、長期優良住宅の認定の手数料を改正するものです。少し認定に掛かる手間が軽減されます。
12月通常会議が始まりました。初日は、報告1件、条例改正5件(委員会付託)、一般会計補正予算1件が可決、他に補正予算7件、一般議案4件の説明がありました。
可決された補正予算は、いわゆるバラマキといわれている子供に5万円支給する事業です。事業費の10割が国から来ますが、この後のクーポン券とやらの分は、今回は含まれません。