教育民生常任委員会では、政策提言のテーマである「困難を抱える子ども達への支援」についての先進地である、名古屋市、京都市、大阪府能勢町の3ケ所を視察しました。最近はインターネットでかなりの情報が得られますが、やはり百聞は一見にしかず、という通り、直接見て質問できた事で、かなり有意義な視察となりました。
◆名古屋市では、子どもの権利相談室「なごもっこ」を視察しました。詳細な報告は、下のPFDをダウンロードしてご覧ください。感想としては次の通りです。
・「なごもっこ」の取り組みは素晴らしいが、人口が200万人を超えるような都市だからこそ成り立つのではないかと感じました。
・子どもが気軽に相談できる窓口は必要であり、このまま真似はできないが、かなり参考になりました。
・参考になった一番の点は、子どもの考えを重視し、アドバイスではなく、子どもが自分で解決するために一緒に考えることを重視している、という点である。この基本的な姿勢は、今後北上市でも踏襲していくべきだと考えます。
◆京都市では、学びの多様化学校「京都市立落友中学校」を視察し、不登校児童の受入などを視察しました。
・教育に対する考え方や取り組み方が、明治時代から脈々と受けづがれてぃるようであり、その根底にあるものが、北上市と大きく違う点だと思いました。
・夜間中学とセットという点が興味深い。岩手県には夜間中学がないので、この様な連携の仕方も有効なのかと感心しました。
・説明でも述べられていたが、不登校児の受け入れには、複数のメニューが必要で、洛友中のケースはその中の一つである。北上市で複数の受け皿を準備できるかどうか、どのような提案ができるか、もう少し研究してみたい。
◆能勢町では、困難を抱える子どもの早期発見と支援につなげる仕組みを視察しました。
・スクリーニングは、困難を抱える子供たちに対する支援の様々な取り組みの中の一つであり、スクリーニングを実施したから全てが解決するものではない、という説明は納得できたし、京都市での説明にも通じるものがありました。
・家庭教育支援員の取り組みは素晴らしいものがあるが、人数が少ないからできるのかもしれない。しかし、北上市において、最も不十分だと感じていたのが、家庭への支援体制なので、北上市に合わせた形の提言が出来るように、もう少し研究してみたい。
・北上市への政策提言の際にも、困難を抱える子供たちの「発見・相談」「支援・ケア」「受け皿・居場所」といった、各段階におけるの提案が必要だと思いました。
2024.10.28 各派代表者会議・会派プレゼンリハーサル・北上地区広域行政組合議会
各派代表者会議は、議員の厚生年金への加入について、国に意見書を提出するかどうかについて協議し、ほとんどの会派が加入すべきとの事で、12月議会初日に議員発議で上程し、初日採決する事になりました。
会派でマニフェスト大賞のローカルマニフェスト部門で優秀賞を頂いたので、11/14・15に最優秀賞と更にその上のグランプリを獲得すべく、プレゼンテーションのリハーサルを行い、様々な意見を頂きました。
火葬場とし尿処理場を管理する「北上地区広域行政組合議会」があり、火葬場の雨漏りの応急処置費などを含んだ補正予算やR5の決算などが可決されました。私も一部事務組合議長として、初めての議案審議でしたが、質疑は出ませんでした。
2024.10.23 議会改革アドバイザーとのオンライン会議
議会改革アドバイザーの高沖先生と、議長及び議会改革推進会議の正副委員長と事務局がオンラインで協議しました。
議会基本条例に、政治倫理条例につながる条項を追加する事と、政治倫理条例の新規に制定する事について、それぞれの素案を示して、様座瀬茉奈アドバイスを頂きました。
このアドバイスを元に、一部を修正して、パブリックコロンとを実施したうえで、12月議会に議員発議で上程する流れとなります。
2024.10.18 議会改革推進会議・第1回北上市立大学基本構想策定委員会の傍聴
議会改革推進会議では、予算提言の今後について協議し、来年度ももう少し改善した上で試行する事にしました。その為には、決算審議の方法そのものも見直す必要があるという意見も出されました。
大学基本構想策定委員会は、公開で行われたため、多数の議員が膨張しました。特に、大学教授等の経験者からの発言では、「グローバルスタンダード」な大学を目指すべき、県南からの学生などではなくアジアからも学生を集めるべき、という意見が今までと異なった発想であり、基本構想に大きく影響しそうです。また、街全体をキャンパスとするという発想もよいと思いました。さらに、地元企業の代表からは、80年前に工業団地造成と黒沢尻工業高校を誘致した目的は「企業を呼び込む為」でありね今回の大学設置は「人材を呼び込む為」と捉えているという意見も、良い視点であり、いずれも今までの当局側には持ち得ていなかった支店です。今回は最初なので、様々な意見が出されましたが、今後の委員会が3回予定されているようですが、どの方向に収束していくのか楽しみです。
ただ、一方で財政面の課題はこの委員会ではあまり審議されないと思いますので、議会として取り組む必要があると感じました。
2024.10.15 第298回10月臨時会議・議会全員協議会・大学設置調査専門委員会
第298回10月臨時会議では、補正予算、北上中学校の新築工事関連の契約、総合運動公園の電気工事の契約、給食費無償化を国に求める意見書提出の発議案などが可決されました。
全協では、江釣子地区に新設が予定されていた民間会社による認定こども園の計画の見直しについて説明があり、いったん白紙に戻して見直すという申し出があったという説明がありました。住民の反対運動による成果だと思います。
大学設置調査専門委員会では、11月に公立大学協会から講師を招いて、公立大学の現状などについて講演していただくことについて協議しました。
15日に開催される第298回10月臨時会議に上程される議案の取り扱いについて協議しました。
特に、補正予算については自然に議会全員協議会を開催する暇が無かった為、ここで説明があり、8月の豪雨で被害のあった「夏油高原スキー場の土砂崩れ」について、今シーズンに間に合うように応急処置をす予算として、21,890千円の追加の説明がありました。A-1コースの第1ペアリフト終点よりやや上の下から見て右側部分の一部が崩落したもので、これ以上の崩落を防ぐ事を目的として工事で、本格的には、今シーズン終了後に復帰工事をするとの事でした。
2024.10.9-10 全国市議会議長会研究フォーラムin盛岡
今回、初めて岩手県盛岡市での開催でした。2日間とも「主権者教育」についての事例発表やパネルディスカッションでしたが、議会が主体となって「教育」するという姿勢ではなく、「場」の提供と考えるべきという意見に納得できました。
また、児童生徒の職業体験の場に、議会のブースも設けている事例もあり、北上市でも「鬼ッジョブ~北上おしごとパーク」というイベントに参加する事も有効だと思いました。更に、夏休みの研究課題として議会の見学会などを開催している事例もあり、これも「場」の提供として有効な取り組みだと思い、参考にしたいと思いました。
2024.10.5 第19回マニフェスト大賞ローカルマニフェスト部門優秀賞
所属する「北上まほろばクラブ」として取り組んだ「無投票回避大作戦!~新人候補者の「発掘・育成・支援」~」が、早稲田大学マニフェスト研究所が主催する「第19回マニフェスト大賞」のローカルマニフェスト部門(議員・会派)の優秀賞に選ばれました。4つの部門に約3,000件もの応募があった中から、41件の優秀賞が選ばれた中の1件です。
この後、11/14-15に事例発表研修会と授賞式の中で、各部門の最優秀賞が選ばれ、その中から全体のグランプリ1件が選ばれます。
当局側のタブレット機器変更に伴い、新しく情報共有ツールに移行するにあたって、「サイボウズOffice」の無料体験を、この委員会で行うという説明かせありました。また、第2回議会改革研修会のテーマについては、アンケートを取る事にしました。更に、行政視察先については正副委員長一任としました。